「奉納」「寄進」「寄贈」の意味
【問題】
( )内に入る言葉として適切でないものはどれでしょう?
神社に石灯籠を( )する
ア 奉納
イ 寄進
ウ 寄贈
【解答と解説】
「奉納」は、神仏を楽しませ鎮めるために、物品を供えたり、その前で芸能・競技などを演じたりすることです。「神社に神楽を奉納する」「奉納試合」などというように使います。
「寄進」は、神社・寺院などに、金銭・物品を寄付することです。「塔の建立費を寺に寄進する」などいうように使います。
「寄贈」は、他人に物品を与えることです。「母校に図書を寄贈する」などというように使います。
どの言葉も、物品をさし出すという意味を持つ点は同じですが、神仏や神社・寺に物品をさし出すときに、通常「寄贈」は使いません。よって、( )内に入る言葉として適切でないものは、ウ「寄贈」です。
【正解】ウ
「奉納」「寄進」の違いを簡単にまとめますと、以下の2点のようになります。
1「奉納」は物品だけでなく競技・芸能など無形のものをささげる場合にも使えますが、「寄進」は物品に限られます。
2「奉納」が神仏そのものを対象とするのに対し、「寄進」は、神仏をまつる施設である神社・寺を対象とするときに使われているようです。おくりものが物品や芸能、対象は神仏そのもの→「奉納」、おくりものが物品や金銭、対象は神社・寺→「寄進」と憶えておかれるとよいかと思います。