謙称
【問題】
同じ意味をもつ言葉の組み合わせでないものを選んでください。
ア 拙文-拙誌
イ 弊社-小社
ウ 愚妻-荊妻
エ 豚児-愚息
【解答と解説】
自分側に属する人やものごとを、へりくだって言う言葉(これを「謙称」といいます)の問題です。
「拙文(せつぶん)」は自分の文章をへりくだって言う言葉、「拙誌(せっし)」は自分の雑誌をへりくだって言う言葉です。「拙文」と同じ意味を持つのは「拙稿(せっこう)」、「拙誌」と同じ意味を持つのは「弊誌(へいし)」です。
「弊社(へいしゃ)」「小社(しょうしゃ)」は、ともに自分の会社をへりくだって言う言葉です。ちなみに「当社」でもOKです。
「愚妻(ぐさい)」「荊妻(けいさい)」は、ともに自分の妻をへりくだって言う言葉です。
「豚児(とんじ)」「愚息(ぐそく)」は、ともに自分の息子をへりくだって言う言葉です。ちなみに自分の娘をへりくだって言う言葉は「愚女」です。「豚児」は娘にも使えます。
ということで、同じ意味をもつ言葉の組み合わせでないのは、ア 拙文-拙誌 でした。
【正解】ア
いやしかし、敬語使用上は自分側の人間はへりくだって呼ぶことになっているとは言え、「愚妻」「愚息」「愚女」「豚児」ってひどい言葉だと思いませんか?
妻については「妻」「家内」、息子については「息子」「長男(次男・三男)」、娘については「娘」「長女(次女・三女)」でも謙称になりますので、それで十分ではないかと、私は思います。