敬語の使い方-接客用語とマナー-
【問題】
ア~エのうち、正しい表現はどれでしょう?
<店員が客に控えを出すように求める場面で>
ア.お客様控えを出してください。
イ.お客様控えをお出しください。
ウ.お客様控えをお出ししてください。
エ.お客様控えをお出しになられてください。
【解答と解説】
目上の相手に対して、その相手の動作について話すときは、「あなたのことを尊敬していますよ」ということをあらわす言葉を使うことが望ましいとされています。そのような言葉を「尊敬語」といいます。
このお題では、店員さんが、お客の「出す」という動作について話していますので、「出す」は尊敬語を使って表したほうがいいわけです。
では、ア~エのうち正しく尊敬語を使っているのはどれか、みていきましょう。
ア「出してください」
→尊敬語を使っていないので、不適切です。
イ「お出しください」
→「出す」を「お~くださる」という尊敬語の形にあてはめたもので最も適切。これが正解です。
ウ「お出ししてください」
→「お出しする」は、例えば店員さんが「今すぐ商品をお出しします」などど言うようなときに使う表現。すなわち、目上の人に対して敬意をあらわすために、自分の動作を下げて言うときの言葉なのです(これを謙譲語といいます)。
よって、店員さんが、お客様の「出す」という動作について「お出しする」というのは不適切。イの「お出しください」と混同しやすいので、要注意です!
エ「お出しになられてください」
→「出す」を「お~になる」「お出しになる」という尊敬語の形にあてはめた上、さらに「~られる」という尊敬語の表現にあてはめたものです。
一見、ア~エのなかでいちばん相手を敬っているような印象がありますが、今のところ正しくない表現とされていますので、使わないほうがいいでしょう。
というわけで「お出しください」が正解でした。
【正解】イ