白羽の矢が「刺さる」か「当たる」か「立つ」か?
【問題】
( )に入る言葉として、適切なのはどれでしょう?
新しいプロジェクトのリーダーとして、彼に白羽の矢が( )。
ア 刺さった
イ 当たった
ウ 立った
【解答と解説】
「多くの中から選び出されて、犠牲者となること、名誉をになうこと」という意味を持つ慣用句は「白羽の矢が立つ」です。
古くからの言い伝えによると、わが国には、山の神や水の神などのいけにえとして、若い娘をさしだすという風習があったといいます。
いけにえとして選ばれた娘の家の屋根には、羽が白い矢が立つといわれていたことから、「多くの中から選ばれる」ことを「白羽の矢が立つ」と表現するようになりました。
「白羽の矢が当たる」という表現が散見されますが、これはおそらく、矢が的に命中することを「当たる」と表現することから、「矢」といえば「当たる」という連想がはたらいて生まれた誤用ではないかと考えられます。
「白羽の矢が刺さる」という誤用は、このお題についてネットで調べていて、偶然発見したものです。矢といえば刺さるものなので、気持ちはわからなくはありません。
ただ、その文章が、「後輩が『白羽の矢が刺さる』を知らなかった。あきれた。」という趣旨のものだったのが、なんとも皮肉でありました^^;
ということで、答えはウ「立った」でした。
【正解】ウ