敬語の使い方-勤める、勤めている、お勤めする-
【問題】
敬語の使い方が適切なのは、どちらでしょう?
ア 私は通信業の会社にお勤めしています。
イ 私は通信業の会社に勤めています。
【解答と解説】
相手の「勤め」という行為を言うときに、「お勤め先はどちらですか?」と表現するのは適切ですが、自分の「勤め」を「お勤め」と表現するのは不適切です。自分の行為をあらわす名詞には、原則として「お」「ご」はつけません。
例外的に、自分の行為に「お」「ご」をつけてよいのは、「3日以内にお返事を差し上げます」「先日のお手紙でご報告をいたしましたとおり」「私からご説明をさせていただきます」の「お返事」「お手紙」「ご報告」「ご説明」などのように、その行為が、立てるべき相手に向かっている場合だけです。
「勤め」という行為が向かっている先は、自分の会社です。社外の人と話しているとき、自分の会社は立てるべき対象ではありませんよね。よって、「お勤めしています」というのは不適切になるわけです。
自分の行為に「お」「ご」をつけるべきかどうか迷ったときは、その行為が誰に向かっているのかを考えてみてくださいね。
ということで、正解はイでした。
【正解】イ