「とんでもない」の丁寧語
【問題】
「とんでもない」の丁寧語として正しいのはどちらでしょう?
ア とんでもないことです
イ とんでもございません
【解答と解説】
「とんでもない」は「思いもかけない」「もっての他である」「滅相もない」という意味をもつ言葉で、「とんでもない発想」「とんでもない不祥事」などと用います。また、「とんでもない、私は無実だ」のように、相手の言葉を強く否定するときにも使います。
現在のところ「とんでもない」は一語としてとらえるのが正しいということになっており、「とんでも+ない」と分解し、「ない」の部分を「ある」に置きかえて表現するのは誤用とされています。したがって、「とんでもない」を丁寧に言うときに「とんでもありません」「とんでもございません」というのは不適切ということになります。
「はしたない」を丁寧にいうときに「はしたないです」とは言っても、「はしたございません」とは言わないのと同じようなものだととらえていただければいいでしょうか。
ということで、正解はア「とんでもないことです」でした。
【正解】ア
ただ、最近は「とんでもありません」「とんでもございません」といいう表現が一般的になっています。いずれはこれらも許容されるようになるのかもしれませんが、今のところ、あらたまった場面では「とんでもないことです」を使ったほうが無難でしょうね。