「けんもほろろに」「諸手をあげて」「にべもなく」の意味
【問題】
( )内に入る言葉として適切でないものをひとつ選んでください。
部長に企画を持ちかけたが、( )却下された。
ア けんもほろろに
イ 諸手をあげて
ウ にべもなく
【解答と解説】
ア「けんもほろろに」の「けん」も「ほろろ」も、ともに雉(きじ)の鳴き声をあらわします。雉の鳴き声は無愛想に聞こえることから、「人の頼み事や相談事などを無愛想に拒絶するようす」を指して「けんもほろろに」と言うようになりました。「けんもほろろに断る」などのように用います。
ウ「にべもなく」の「にべ」は、「にべ」という魚の浮き袋から作る膠(にかわ/接着剤の一種)のことで、「にべもない」と言うと「愛想がない」という意味になります。おそらく、「接着剤がない」=「とっつきどころがない」ということなのでしょうね。「にべもなく断る」などと用います。
イ「諸手をあげて」は「無条件に、または心から受け入れ迎える」という意味を持つ言葉で、「諸手を挙げて賛成する」などと用います。断ったり、拒絶したりするときに使う言葉ではありません。
ということで、( )内に入る言葉として適切でないものは、イ「諸手をあげて」でした。「断る」「却下する」の前にくるのは、「けんもほろろに」「にべもなく」です。
【正解】イ
ちなみに、「けんもほろろに」も「にべもない」と同じような意味を持つ言葉に、「取り付く島がない」があります。この「取り付く島がない」を、ときどき「取り付く"暇"がない」と書いている人を見ますが、「暇」ではなく「島」です。ご注意ください^^