敬語の使い方-探す-
【問題】
( )のような場面で、敬語の使い方が最も不適切な文はどれでしょう?
<1年上の先輩に、共通の上司である課長の居場所をたずねられて>
ア 課長は資料室で資料をお探しです。
イ 課長は資料室で資料をお探ししています。
ウ 課長は資料室で資料をお探しになっています。
【解答と解説】
「先輩」に対して「課長」の「探す」という行為について言う場面です。先輩は自分にとって立てるべき存在ですので、あらたまった言葉遣いをするのが適切です。また、課長は、先輩にとっても自分にとっても上司ですので、課長の行為は尊敬の表現を使ってあらわすのが適切です。
ア「お探しです」は、「探す」を尊敬の表現「お~だ」にあてはめ「です」をつけたもので適切、ウ「お探しになっています」は、「探す」を尊敬の表現「お~になる」にあてはめ、「ています」をつけたもので適切な敬語表現といえます。
イの「お探ししています」は「探す」を謙譲の表現「お―する」という形にあてはめ、「ています」をつけたものです。先輩に対して課長の行為について言うときに、謙譲の表現を使うのは適切ではありません。
課長の「探す」を「お探しする」と表現してもいいのは、例えば、課長が顧客のために何かを探しているときに、顧客に対してそのことを言う場合などです。「その資料につきましては、ただいま課長の○○がお探ししています。もう少々お待ちください」という具合です。
ということで、最もふさわしくないのはイでした。
【正解】イ
尊敬の表現「お~になる」と謙譲の表現「お~する」は、まぎらわしいので、お気をつけ下さいね^^