「下手な考え休むに似たり」か「下手の考え休むに似たり」か?
【問題】
「良い知恵もなしに考えても、いたずらに時間を費やすばかりで何の効果もない」という意味のことわざとして、正しいのはどちらでしょう?
ア 下手な考え休むに似たり
イ 下手の考え休むに似たり
【解答と解説】
「下手(へた)」には「物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。またはその人」という意味があります。「下手の考え休むに似たり」とすると、「良い知恵もなしに考えても、いたずらに時間を費やすばかりで何の効果もない」という意味を持つようになります。
碁や将棋で下手な人は、たとえ熟考してもいい手を思いつくことはないことから、相手が考え続けるのをあざけって言うときに使います。つまりこの場合の「下手」とは「下手な人」という意味なんですね。
「下手」が「考え」にかかっていると勘違いして、「下手な考え休むに似たり」としている例を時々見かけますが、これは誤用です。「下手な考え」ではなく「下手の考え」とご記憶くださいね^^ちなみに、他に「下手の」を使ったことわざには、「下手の長談義」「下手の横好き」があります。
ということで、正解はイでした。
【正解】イ